壁紙のテスト
白河です。皆様10連休されましたか?私は5連休でしたが、十分休めたのでこれ以上はいらない感じです。連休明けはとにかくしんどい💧普段とのギャップがありすぎて逆に調子悪くなりそうです。
そんな感じで仕事モードになるまで時間がかかって、やっとブログの事を思い出しました(*_*;
本日は普段の現場とは違い、ある国産クロスメーカーの発売前テスト施工のご依頼です!個人的に推奨することの多いメーカーなので頑張らせて頂きます!
金箔、和紙各種を色んなチェックをしながら施工していくのですが、普段そんなに触らない材料なので、やや緊張しながらの施工になります。
もちろん初めてではないので問題ないですが、大事なテストなのでしっかりしたフィードバックをしていい状態で発売してもらえるよう集中しながらの施工です!
先ずは和紙から数種類。糊付けは手塗りで、いつもと同じ糊で試します。
塗りながら水分による伸び具合を感じつつ、塗布していきます。
その後は畳んでみてしわの付き具合の確認。きつめに折ったりしてみます。
塗り終わった時間を確認して、数分オープンタイムを取ります。その間も糊のなじみ具合を気にしながら次の材料も塗布していきます。
あくまでもテストなので、ベストじゃないなと思う状態で貼ってみたり、糊を多めにつけてみたりと色々試して感触を感じながら進めます。
和紙に関しては、昔の物より断然貼りやすくなっている印象でした。もちろん、品番によって違いはあるでしょうが、これくらい施工性が良くなるとお客様にも勧めやすいなあと思いました!
質感はもちろん和紙なのですごくいいです。高級感があり(実際高級で普通の10倍くらいします💦)、ビニールでは再現できないテクスチャーの物だったので、これを貼ると何ランクも上質な空間が出来る事間違いなしです。
次は一番難しい金箔💧 久しぶりなのですが、テストなので傷が入ってもいいし、折れ曲がってもいいので、材料の耐久性を確認しながら糊付けします。
一言でいうなら、金色の少し厚めの折り紙が適切な表現ですね。そんなクロスに糊付けしてオープンタイムをとって糊がなじむまで待ちます。30分くらいでしんなりしてきたので貼り付けにかかります。
下地処理は完璧ですが、塗った糊のすじがめらめらと表面の質感に現れます。
乾いていく過程で壁に吸収されることで綺麗に納まるのですが、貼りたては見れないくらい汚いです💧乾いてから見たいけど明日以降になるので無理です(*_*;
すべてが施工完了して、メーカーの方と施工後のクロスを確認しながら意見交換していきます。同じ柄だけど、濃淡の具合を変えたものと変えていないものの施工の感触の違いはないか、推奨するジョイント方法はなにか、メーカーの意見と貼り手の意見を出し合いながら施工要領書に反映されたり、商品の製造に落とし込んだりして世間にお披露目されます。
写真がないのが残念ですが、こんな仕事もやっていると技術の引き出しの多さにつながると思うので、スタッフにも伝えながらみんなで向上していきたいと思います!