なんくるないさ~
白河です。題名は自分の好きな言葉です。何とかなるで、というのではなく、「間違った方向でなければいつか結果は出る」というニュアンスです。
この業界しかしりませんが、色んな業者さんが絡んで一つの物を作ることが多いのでトラブルはつきものです。工程、内容、色んな事が誰かを介して伝わってくるので、間に入った人により、良い事もあれば大変なことになったりします。起こった出来事に一喜一憂しているとホントにノイローゼになります。
そんな業界に長くいると、自分は与えられた環境でのベストを尽くして、それ以上は心配してもどうしようもないというやや冷めた気持ちをすこし持っておくことで落ち着ける気がしています。
昔は結構心配性で、あーでもない、こーでもないなど、不安要素をさがしては一人で一杯一杯になり、自分で自分を追い込んでしまっていました。
出来るだけ想定される状況に対応するため事前準備を入念にやりますが、その想像を超えることがいくらでも起きてくるのがこの業界。現地に行って、当日予定の施工個所の壁が出来てないなんてこともあります。そもそもその日ではなかった、他業者さんが終わるまで待って、朝から行っても夜勤に変更になったり、、、
そんなことは別にめずらしくもない業界なので、いちいち心配しているとそれに囚われて気持ちを冷静に保てなくなります。
ある日、そのようなことが多い得意先さんに思わず「いい加減にしてください!」と言ってしまった事があります。日々、スケジュール調整を苦心して行っているのに、平気で明日の予定を明後日にしてと言われたのがきっかけでした。
ずっと心の中にたまっていたものが出たのですが、言い方がまずかった。結果、その後の取引はなくなってしまいました。
取引中止は別に構わないのですが、お客さんとぶつかってしまった事に反省です。約束を守らなければという思いから、急に訳の分からない理由で変更してくる人に対応できませんでした。
それからはスケジュール調整を苦労しているのは自分の都合、それを知らないのは当たり前のお客さんは何を言っても仕方ないと割り切るようにしました。自分がどれだけベストを尽くしても、自分の範疇外の部分はどうしようもない。出来ることをしっかりやったらあとはどうなるかまで想像の心配しない!という、やや、投げやりにも聞こえるかもしれませんがそのような気持ちのコントロールをするようにした所、だんだん心が軽くなり、気持ちのオンオフが付けれるようになりました。
結局、当時の自分は考え方、メンタルがまだまだ未熟で、気持ちのコントロールすらできない人間だったんだなあと思います。ベテランの人たちの振舞は少々の事が起きても動じません。余裕すら感じさせるのは経験の差でしょうか。約束を守ろうとするレベルが人によって差があるため、それを受け入れて対応しないとぶつかってばかりになります。独立当時、この業界が本当に嫌いになったことがあり、一部の元請けさんに予定変更ばかり繰り返され、外注さんに迷惑かけ、いろんな協力業者さんに迷惑かけている自分が嫌になったこともあります。そんな下請けクロス業界を何とか脱出しようと、ホームページを作り、広告、チラシ、SNS、自社で集客することに注力した結果、それまでのストレスはほとんどなくなってしまいました!いやだと思っている環境で不満ばかり言って、なんの力も ない自分の責任ですよね。人は変えれませんし、出来ない自分の努力が足りません。
そんな独立当初から様々な経験をして、なんくるないさ~の精神でやり続ければ、きっと結果はついてくる!という考え方がしっくりきています。
その日が早く来たら良いのですが、いつ来るかは分からないのが楽しみであり、やりがいです。今の環境に不満があるならそれは自分が蒔いた種、自分の責任なので、不満だけでなく、自分を信じて行動しつづければ道は開けると思っています。色々書いたのは自分で自分を励ますためです(^^♪
基本、ネガティブなので仕事に関してはいつも自分で自分を奮い立たせています💦自分の機嫌は自分で取ろうとおもいます。